古代オリエント博物館(豊島区東池袋3)で10月9日より、「古代メキシコ・オルメカ文明展-マヤへの道」展が開催される。
オルメカ文明は、マヤ文明をさらに遡った紀元前1500年頃にメキシコ湾岸地方に現れた新大陸で最も初期の古代文明。文明を築いたのはベーリング海峡を渡ってきたモンゴロイドの人々で、高度な建築技術や宝石の加工技術を持っていた。
会場には、ジャガー神像やさまざまな土偶など130点を展示するほか、巨石人頭像と一緒に自由に撮影できるコーナーや、オルメカ文明のジャガー王などの変身コーナーも設ける。スタンプラリーも館内3カ所に用意。同館広報担当者は「巨石人頭像はレプリカのため写真撮影が可能になった。ぜひ一緒に写真を取りに来てほしい」と来館を呼びかける。
同展企画者で京都文化博物館主任学芸員の南博史さんは「今回特に見て欲しいのは、巨石人頭像とヒスイの仮面」とおすすめを紹介。「日本人の先祖とオルメカ人の先祖が同じだった時がある。オルメカ人が(作った像の)顔はもしかしたらわたしたちの先祖かもしれない。日本人には似ていないためアフリカ人だという説もある。いろいろな説があるので(展示を見て)自由に考えていただきたい」と話す。
土産コーナーには「オルメカ文明展プリントクッキー」(850円)や「古代メキシコ・オルメカ文明展-マヤへの道 オリジナルピンズコレクション」のガチャガチャ(全6種類・300円)も置く。
開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、一般=1,400円、大高生=1,000円、中小生=500円。12月19日まで。