東池袋のランチ営業限定の定食店「おばあちゃんの定食屋」(豊島区東池袋1)が3月8日、1周年を迎えた。運営はOBA65(豊島区)。
同店では、65歳以上の「おばあちゃん店員」が家庭の味を再現した日替わり定食を提供し、実家のように感じてもらうため「お帰りなさい」と言って来店客を出迎える。
メニューは「日替わり定食」、テークアウト用の「日替わり弁当」(各780円)のみ。ご飯やみそ汁はおかわり自由。定食はおばあちゃん店員自らが考案する。みそ汁はだしから取り、漬物は自家製、みそや米は契約農家から取り寄せたものを使っている。今まで300種類以上のメニューを手掛け、今後もおばあちゃん店員に任せていくという。
「おばあちゃんの作る栄養価の高い家庭料理を食べて体調が良くなった」という自身の体験から、「食が気力に大きく関わる」と考える樽井社長は「乱れた食生活を送りがちな現代人に、バランスの取れた家庭料理を食べてもらうことで毎日を頑張ってほしい」と話す。「高齢者に働き口を与えるだけでなく、働く喜びも感じてもらい、お客さまには愛のある家庭料理を食べて元気になってもらう。お互いがウィン・ウインの関係になれれば」とも。
今後は20代の「孫娘店員」を雇い、「おばあちゃん店員の見習いや花嫁修業」という形で店を手伝う予定。
営業時間は11時~売り切れ次第終了(14時ごろ売り切れ)。