西池袋のカレー専門ミニレストラン「火星カレー」(豊島区西池袋3、TEL 03-5927-8959)で、カンガルー肉を使った「カンガルーカレー」(1,080円)の提供が始まって1カ月が過ぎた。10月2日には、鴨(かも)肉を使った「鴨カレー」(880円)も登場した。
牛肉や豚肉をはじめ、鹿肉や馬肉などさまざまな種類の肉を提供することが特徴の同店。今回新たに加わったメニューを含め、現在は全8種類の肉を楽しむことができる。
カンガルーの肉を使うきっかけは、店長の橋本さんのオーストラリアでの留学経験。現地でカンガルーの肉がステーキやパイなどで食べられる光景が記憶に残っており、レシピ開発に役立ったという。筋が固く、レバーのような独特な臭みを持つカンガルーの肉だが、同店では白ワインでじっくり煮込むことで臭みを飛ばし、歯で簡単にかみ切ることができる程度にまで柔らかくして提供する。
鴨肉は柔らかくローストし、提供する直前にバーナーで焼き色を付ける。さらに、隠し味としてさんしょうを少しかけることで、香りをいっそう引き立たせるという。オーナーの綾部さんは「今提供しているメニューの中でも一押しの味に仕上がった」と新メニューへの自信をのぞかせる。
「今後も世の中にある、食べられる全ての肉をカレーと共に提供できるよう挑戦していきたい」と橋本さん。
営業時間は11時45分~21時45分。日曜定休。