池袋東口に「コメダ珈琲(コーヒー)店 池袋西武前店」(豊島区南池袋1、TEL 03-5904-8989)がオープンした。老舗喫茶店や新店、オープンカフェ社会実験など、池袋東口エリアのカフェ事情に新たな変化が生まれている。
1968(昭和43)年に名古屋で創業した同チェーン。池袋では西口店に続く2店舗目となる。メニューは温かいデニッシュパンの上にソフトクリームをのせた名物「シロノワール」(590円)や、甘みのついた「アイスコーヒー」(420円)、あんこが付いた「小倉トースト」(400円)など、名古屋発祥の強みを生かした独自のメニューをそろえる。
同店がオープンしたエリアはドトールコーヒーやスターバックス、ベローチェなど大手喫茶チェーンが集まる「カフェ激戦区」。さらに、東口エリアには1913(大正2)年創業の「服部珈琲舎」や1920(大正9)年創業のパン・喫茶「タカセ洋菓子」などの老舗、創業1983(昭和58)年の「皇琲(コーヒー)亭」など、長年親しまれている喫茶も。
昨年8月にはカフェやバーとして使いながら海外旅行の計画を立てることのできる「BROOKLYN MILLS by TABIKOBO(ブルックリン ミルズ by旅工房)」、11月には池袋エリアで初のスペシャルティーコーヒー専門店「COFFEE VALLEY(コーヒーバレー)」といった独自色を持ったカフェがオープンした。
また、同年10~11月にかけては、今年5月オープン予定の新庁舎までの導線の活性化を目指し、グリーン大通りで豊島区主体による「オープンカフェ社会実験」も行われている。「コメダ珈琲店」の進出により、東口エリアのカフェ事情は今後さらなる活性化が期待される。
営業時間は7時~23時。