東武百貨店池袋店(豊島区西池袋1)3階に2月24日、「マザーハウス 東武池袋店」がオープンした。
大学時代にバングラデシュを訪れたことをきっかけに23歳で起業した同社社長兼デザイナーの山口絵理子さん。バングラデシュの主要産品だった麻の一種であるジュートやレザーを使ったナチュラルテイストのバッグ、小物を現地の自社工場と提携工場で製造し日本国内で販売している。同時に発展途上国の雇用を創出するなど社会性を意識した活動に力を入れている。
同店の店舗面積は12坪。店頭には約50種のバッグをそろえる。直営店初の試みとなる「バングラデシュと店舗をつなぐ窓」も設置。窓に見立てたモニターを店舗中央に置き、モニターではバングラデシュの工場の様子を流す。来店客に「確かに現地で作っている」という「透明性」を伝えたいという。現在は録画だが、今後はユーストリームなどを使いリアルタイムでつなぐようにしていく。
オープン同日、山口さんも店頭で接客を行い、山口さんのファンという購入客らでにぎわっている。26日(14時~18時)も店頭に立つ。
「バッグ専門店だが、2階のバッグ売り場ではなく、あえて3階の婦人服売り場にした」(東武百貨店池袋店・婦人服売り場担当の松澤さん)という同店、山口さんは「ロケーションとして最高の場所に出店できた。売上前年比200%と好調の新宿店とともに、2つの大きな柱となる店になっていってほしい」と期待を込める。
営業時間は10時~21時(日曜は20時まで)。