イベント「ゾクゾク深海生物2025 ~奇妙奇怪ヘンテコ深海生物~」が1月17日、サンシャイン水族館(豊島区東池袋3)で始まった。
深海生物の個性的な特徴や一風変わった生態的特徴を「見て・触って・感じる」展示を行う同イベント。
9回目の開催となる今回は、生体、化石、標本の3種類の展示方法で深海生物を紹介する。「透明骨格標本」展示では、透明標本作家の冨田伊織さんのコレクションの中から、深海生物の透明標本をピックアップする。
このほか、ダイオウグソクムシの新種「コミナトダイオウグソクムシ」の化石の展示や、深海生物の光を使った生存戦略の紹介、深海生物の冷凍・冷蔵標本を実際に触ることができる「ゾクゾク深海ツアー(有料)」も行う。会場ではイベント限定グッズやカフェメニューの販売も行う。
同館飼育スタッフの平井愛美さんは「深海生物の魅力は、まだまだ明らかになっていない『未知』な部分や、見慣れないユニークな姿や形(『ヘンテコ』な見た目)にあると感じている。『ヘンテコ』には、単なる奇抜さだけでなく、深海を生き抜く驚きの術が詰まっている。本イベントを通じて、深海生物のことを深く知って、少しでも深海生物のことを好きになってもらえればと思い、よりすぐりの『ヘンテコ深海生物』たちを集めた。また深海生物採集に行った際の、見たこともない生物たちに出会えるワクワク感を味わってもらいたく、色彩保存標本に挑戦し、生きている時に近い色彩を残した標本を多数用意した」と話す。
開催時間は10時~18時。サンシャイン水族館の入場料のみで観覧できる(ゾクゾク深海ツアーは有料)。入場料は、大人(高校生以上)=2,600円~、子ども(小・中学生)=1,300円~、幼児(4歳以上)=800円~。3月16日まで。