「重要無形文化財指定制定七十周年 近代工芸逸品展」が6月11日、西武池袋本店（豊島区南池袋1）8階美術画廊で始まる。

「色絵金襴手 迎春花文水指」

　文化財保護法改正に基づく最初の「重要無形文化財保持者（人間国宝）」が制定されて70年周年を記念し行う同展。人間国宝として近代工芸界の礎を築きあげた作家や、現代工芸界で活動する作家の作品を集める。

　展示販売する北大路魯山人の作品「染付鴛鴦（オシドリ）絵花入」（2,640万円）は、1963（昭和38）年に東京国立近代美術館で行われた展覧会「北大路魯山人の芸術」に出品された物。

　会場ではこのほか、加藤土師萌作「色絵金襴手（らんで） 迎春花文水指（みずさし）」（264万円）、藤本能道作「草白釉釉（ゆうゆう）描色絵金銀彩尾長図長四角筥」（297万円）、平田郷陽作「熟柿」（264万円）なども展示販売する。

　開催時間は10時～20時（最終日は16時閉場）。6月17日まで。