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にしすがも創造舎でアニメーション作家・水江未来さんイベント-作業公開も

アニメーション作家・水江未来さんの作業風景

アニメーション作家・水江未来さんの作業風景

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 にしすがも創造舎(豊島区西巣鴨4)で9月13日から、アニメーションイベント「水江未来の細胞ワンダーランド!」が開催される。

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 普段は公開されることの少ないアーティストの創作過程を公開するプロジェクト「オープンファクトリー」の第1弾として開く同イベント。同施設は旧朝日中学校を活用し、舞台芸術を中心としたアーティストに体育館・教室を稽古場や作業場として貸し出すほか、校庭・校舎・体育館の特製を生かしたアートプロジェクトを展開している。

 期間中、細胞や幾何学模様などをモチーフにした抽象的な作品などを制作しているアニメーション作家・水江未来さんの原画展示や作業公開などを行う。原画を教室や廊下、カフェに展示し、施設を見学しながらアニメーションができる過程を紹介する。今月15日には作画や色塗り作業の公開を実施するほか、水江さんのインタビュー映像上映、オリジナルスタンプラリーなども展開。

 水江さんは今年4月から同施設を作業場としながら、手描きで毎日1秒のアニメーションを発表し、1年で365秒の抽象アニメーションを完成させる「WONDER 365 ANIMATION PROJECT」を進行中。「1秒のアニメーションには原画が24枚必要。原画そのものの完成度が高く、動画とはまた違う魅力がある」と同施設の米原さん。

 同施設内の「カモ・カフェ」では、水江さんが描く細胞プレートを載せたケーキ「ワンダーケーキ」を提供。ドリン付きのケーキセット(600円)注文客には水江未来オリジナル細胞シールを進呈する。

 「作品が完成する途上で生まれる言葉や表現は、完成した作品とはまた違った魅力がある。その一端を紹介したい思いと、旧中学校という特徴のある建物をゆっくり巡ってもらいたい思いから、今回イベントを企画した」と米原さん。「アニメーション作家がどれだけ細かな変化を描き続けて、それを動かすことでアニメーション映像になっているのかを理解できる内容になるのでは」とも。

 開催時間は12時~19時(最終入場は18時30分)。入場無料。今月16日まで。

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