にしすがも創造舎(豊島区西巣鴨4)で2月1日、施設内ラジオ企画「中野成樹+長島確『劇場の三歩手前』 」が始まった。
同施設で作品制作に取り組む演出家・中野成樹さんと翻訳家・長島確さんによる施設内限定のラジオ放送を行う同企画。作品を創り出す以前に日々考えていることや、2人が選曲した音楽を週替りの90分番組として流すほか、2月14日・21日には生放送を行う。
旧朝日中学校を活用し、舞台芸術を中心としたアーティストに体育館・教室を稽古場や作業場として貸し出すなどしている同施設。今回の企画は、同館が開催している、アーティストの創作過程を公開するプロジェクト「オープンファクトリー」の第2弾。
ラジオ放送をする時間帯には中学校時代そのままの状態にしてある教室を限定で開放。勉強や仕事ができ、無線LANを用意する「自習室」と、食事や談話ができる「ランチルーム」を用意。1階にあるカフェでは給食をイメージした限定ランチ(800円)も提供する。
「演劇づくりの最初の最初、台本を書き始めるよりも前のちょっとしたアイデアを思いつくよりも前の、何だかわからないけどでも何かをしてみたくなっているころの、とりとめもないけどワクワクだけはしている、そんな時期の無責任な思いつきを、照れず隠さずお話してみたい。名付けて『劇場の三歩手前』」と中野成樹さん。
火曜・水曜以外毎日放送。放送時間は、昼の部=12時30分~14時、午後の部=15時~16時30分。入場無料。今月25日まで。