池袋サンシャイン水族館で新婚ラッコ展示-減少する国内ラッコの繁殖目指す

新婚ラッコのロイズ(左)とミール(右)

新婚ラッコのロイズ(左)とミール(右)

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 池袋のサンシャイン水族館(豊島区東池袋3、TEL 03-3989-3466)は3月28日より、新婚ラッコの展示を始めた。

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 国内で減り続けているラッコの繁殖を目的に、和歌山県・アドベンチャーワールド所有で鳥羽水族館で展示されていたオスラッコの「ロイズ」を、サンシャイン水族館のメスラッコ「ミール」のお婿さんとして迎えた。

 1994年に日本全国で122頭飼育されていたラッコは、2014年現在では11施設19頭まで数を減らしている。原因としてはラッコの生息地であるアメリカやロシアが共に野生動物保護の観点で現在取引を禁止しており、海外からの輸入ができない状況にあることや、国内のラッコが寿命などにより減少の一途をたどっていることが挙げられるという。

 ミールは捕獲時が生後1歳程度で現在は推定11歳。体重は約27キログラムで、ちょっと頑固な一面もあるが、どっしりとした雰囲気の個体。お婿さんのロイズは現在8歳で、体重は約35キログラム。よく動く活発な性格だという。

 営業時間は10時~20時(5月3日~5日は9時~20時)。入場料は大人(高校生以上)=2,000円、子ども(小・中学生)=1,000円、幼児=700円、シニア(65歳以上)=1,700円。

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