池袋西口エリアで5月15日、「新池袋モンパルナス西口まちかど回遊美術館」が始まった。
「街のどこもが美術館」をコンセプトに、今年で9回目を迎える同イベント。同エリアを中心に、画家や作家の展覧会、さまざまな芸術イベントが開かれている。
会場は東京芸術劇場、東武百貨店をはじめ池袋駅周辺、目白、要町、椎名町のギャラリーなど45カ所。旧江戸川乱歩邸の特別公開、音楽・建築などを入り口に池袋の魅力を探す体験イベントも行われる。
「現代カルチャー」の紹介として、今年初めて漫画の原画展を開催。東武百貨店6階画廊「山田貴敏展」では、「Dr.コトー診療所」の原稿をストーリーを追って展示する。池袋駅そばの「ギャラリーZO」では、のむらしんぼさん「つるピカはげまるくん」原画展も。
池袋の西側には、昭和初期から戦後にかけて点在していた「アトリエ村」を中心に多くの芸術家が住んでいた。そのコミュニティー、芸術文化圏が「池袋モンパルナス」と呼ばれていた。
「池袋モンパルナス、現代アーティスト、(作品を展示している)子どもたちと、さまざまな時代の池袋の芸術家たちを街中で感じることができる回遊美術館にお越しいただき、新しい池袋を探していただけたら」と同イベント事務局・としま未来文化財団の山田さん。
「ルミネ池袋レストランフロア」「Echika 池袋ギャラリー」など駅と直結している会場も多く、「仕事帰りなどに、ぜひご覧いただければ」とも。
スケジュールなどはホームページで確認できる。今月28日まで。