落合南長崎駅近くにあり、手塚治虫さんをはじめとした多くの漫画家が居住していた「トキワ荘」跡や、赤塚不二夫さんが居住していた「紫雲荘」が現存することで知られるトキワ荘通りで8月2日、「子育て地蔵まつり×マンガの聖地まつり」が開催される。
マンガの聖地まつりは、2009年の記念碑「トキワ荘のヒーローたち」建立を記念して、南長崎ニコニコ商店街が主催する祭り。一方、子育て地蔵まつりは、手塚治虫さんや石ノ森章太郎さんの作品にも登場する2010年に建立300年を迎えた子育地蔵尊の祭り。戦前「地蔵さんの縁日」でにぎわった祭りを、1977年から目白通り二又商店街が同名の祭りとして開く。
催しでは「紫雲荘」の特別公開や、漫画家の卵と一緒に行う「うちわ作り」、両商店街の夏の歴史を記録した「~トキワ荘通り~『懐かしのイベント アーカイブ写真展』」と題した写真展を行うほか、漫画家・寺田ヒロオさん考案の焼酎をサイダーで割った「チューダー」の限定販売も。
昨年オープンした「トキワ荘通りお休み処」では「魔法使いサリー」「バビル2世」「仮面の忍者赤影」の特別住民票や、マンガ・アニメの切手などを販売する。
目白大学の学生を中心にしたインターンシップと、トキワ荘通り協働プロジェクトが協力のもと、「マンガの聖地にみんなの夢で大きな虹を描きたい」と題したギネス記録挑戦イベントも実施。メールやツイッター、郵送で集めた「夢を描いた応募作品」を7色の用紙にプリントし、南長崎花咲公園からトキワ荘通りお休み処までの約300メートルをつなぐモザイクアートに挑む。
ツイッターでの応募方法はツイッターアカウントからハッシュタグ「#夢の虹」をつけてツイートをすれば、誰でも参加できる(一人1点まで)。その他の詳しい応募方法はホームページで確認できる。応募締め切りは8月1日(郵送の場合は必着)。「夢を描いた作品」は祭り当日、現地でも書くことができる。同イベントを運営する「夢の虹実行委員会」では一連の記録をギネスに申請する予定。
開催時間は18時~21時。紫雲荘の特別公開は18時~20時。トキワ荘通りお休み処は20時30分までの延長営業。