西池袋に11月5日、「泊まれる本屋」をコンセプトとしたホステル「BOOK AND BED TOKYO(ブックアンドベッドトウキョウ)」がオープンする。運営は都内を中心にデザイナーズやリノベーション物件などを紹介する「R-STORE」(品川区)。
本棚と一体となったベッドスペースが特徴の同施設。シャワールームを3室用意。店舗デザインは谷尻誠さん・吉田愛さん率いる「SUPPOSE DESIGN OFFICE」(広島市)、ブックセレクトは渋谷の書店「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」(渋谷区)が手掛ける。
本は観光本や写真集、雑誌をはじめ、話題性の高いもの、表紙がキャッチーなもの、寝る前に読みたくなるものなど、思わず手に取りたくなるカジュアルな書籍が1700冊そろう。データイムには宿泊客以外にもラウンジスペースを開放。書籍の販売は行わない。
同社代表の浅井佳さんは「池袋は本屋の聖地。ここも昔は芳林堂だったので、本の文化を脈々と受け継いでいきたい」と話す。利用シーンについて「旅行客や単身者だけではなく、一人の時間をリラックスして楽しみたい人にも使ってほしい。本を読みながら寝落ちしてしまう快感を味わってもらえたら」と来店を呼び掛ける。
営業時間は、データイム=13時~19時、宿泊=16時チェックイン~翌11時チェックアウト。ホームページから予約できる。