南池袋のシアターグリーン(豊島区南池袋2、TEL 03-3983-0644)で現在、演劇祭「グリーンフェスタ」が開催されている。
仙行寺(同館隣)が社会事業として始めた同館の劇場創立40周年を記念して2008年から始まった同フェスタ。
参加団体を公募形式で募集し、劇団に切磋琢磨(せっさたくま)できる環境を門戸を広く提供することを目的とし開催。一般の観客目線での作品選出や、割安で観劇できるシステムの導入など、普段あまり演劇に接していない人でも観劇を楽しめるような環境作りを心掛けているという。
2005年のリニューアル以前は「シアターグリーンフェスティバル」という開催回数50回を超える演劇祭を開催していた同館。当時の同館が若手の登竜門的なポジションにあったことから、多くの若い劇団の応募が多かったという。リニューアルで3つの劇場を持ち演劇祭も新しくなった今日では若手劇団に限らず、さまざまな団体が幅広いジャンルの公演を行っているという。
今回は24劇団が参加。作品は「劇団鳥獣戯画」による「三人でシェイクスピア」(2月2日・3日)、「H A T」による「漫劇!! 手塚治虫 第三巻」(2月26日~28日)、「CAPTAIN CHIMPANZEE」の「三丁目6番地のオズの魔法使い」(2月18日~22日)など。
「Re:Duh!」による「愛を語るには3万年早い」(2/25~29)は、沖縄出身で俳優座所属の森根三和さんの初主演舞台。はるか昔の日本を舞台に、「今ある世界は、先人たちの愛の積み重ねでできている」ことを表現し、「はるか遠い時代の先人たちに思いをはせ、現代社会を今一度見つめ直す」という。
公演スケジュールと料金はホームページで確認できる。チケットの半券で、ほかの作品を割引する「フェスタ割」も用意する。3月7日まで。