池袋のサンシャイン水族館(豊島区東池袋3)で1月13日、深数100メートルに生息する深海生物を観て触れて味わえる企画展示「ゾクゾク深海生物2018」が始まる。
「ダイオウグソクムシ」や、デリケートで長期飼育が難しいため水族館で見られるのは珍しいという「メンダコ」や「タチウオ」、泳ぎが不得意でめったに動かないという魚「ミドリフサアンコウ」、ヤドカリの仲間で「食べるとおいしい」という「オオコシオリエビ」など、深海生物採集で捕獲した生き物や、深海に生息する生き物を紹介する同企画。
同館スタッフによると、深海生物は生息水温が10度ほどのため、海水の表面水温が下がる冬にしか採集できない上、水圧の違いから飼育展示できない種類が多くいるという。同館では毎年冬に深海生物採集を行っており、この冬にも実施。
イベントでは、オオグソクムシやギンザメ、ユウレイイカなどの樹脂標本を約20種類展示。深海生物に触れる「ゾクゾクタッチ」などのイベントも開催。
園内カナロアカフェでは「パティスリースワロウテイル」が展開するブランド「お菓子な水族館」とコラボレーションした「グソクムシケーキ」「メンダコケーキ」や「ミドリフサアンコウケーキ」など深海生物をイメージしたスイーツを販売。
アンコウの竜田揚げを使った「アンコウラップサンド」や、2月23日・24日の17時以降には深海生物が味わえる「深海汁」を数量限定で販売する。
ショップ「アクアポケット」では深海生物グッズを特集。サンシャイン水族館オリジナルの「ミドリフサアンコウがま口」「ダイオウグソクムシスリッパ」や、「ミドリフサアンコウぬいぐるみ」などを用意する。
営業時間は10時~18時。入場料は、大人(高校生以上)=2,200円、子ども(小・中学生)=1,200円、幼児(4歳以上)=700円。3月11日まで。