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豊島区が2年連続「待機児童ゼロ」 独自調査で正確な保育ニーズ把握

豊島区庁舎

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 豊島区が3月29日、待機児童ゼロを2年連続で達成したと発表した。

 2017年度には認可園数を過去最大となる13園開設し、保育定員を723人増やした豊島区。昨年4月には豊島区庁舎ビル内に認可保育所「グローバルキッズ東池袋園」がオープンしたほか、今年4月には都と区が連携し、豊島都税事務所を活用した認可保育所「グローバルキッズ池袋駅前保育園」を設置する。

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 区は保育ニーズを把握するため3月から調査をスタート。増え続ける保育需要数を事前にできるだけ正確に把握することで、区内のエリアごとに真に必要な保育に設置する際の参考資料にするという。

 調査の背景には、国の定めた保育ニーズ調査では、実際の保育需要を正確に反映できていない現状があるという。2015年から2017年にかけて、年々ニーズ調査に基づく保育需要と実際の保育需要の乖離(かいり)が拡大しており、ある程度正確な保育需要を把握できないと、保育需要に対応する認可保育施設の設置に影響を及ぼすと判断した。

 調査は、妊婦が妊娠届を提出する際、保育施設の利用意向などの調査を行い必要に応じて追跡するという。3月1日から開始し同月22日時点で103件の回答があり、うち79人(77%)が保育施設の利用を希望しているという。

 潜在待機児童数は5月末に確定する予定で、昨年度は135人だったが、本年度はこの数字を下回る可能性があるという。潜在待機児童数は、国の定義上の「待機児童」には含まれていないが、希望する認可保育施設へ入所できない、またはしないで、認証保育所・千早臨時保育所そのほかを利用または通園できる認可保育施設に入所しなかった児童など。

 豊島区は今後、「日本一の保育」を目指し年間10園ペースで増設し、的確な整備で待機児童ゼロを維持していくという。