「伝統的工芸品展 WAZA2019」が現在、東武百貨店池袋本店(豊島区西池袋1)8階催事場で開催されている。
伝統的工芸品産業振興協会(港区)が主催し、今年で15回目となる同イベント。伝統的工芸品の器やたんす、着物などを身近な生活スタイルに取り入れる提案を百貨店ならではの企画として開くという。
展示即売では、秋田「秋田銀線細工」「川連こけし」、東京「江戸象牙」、静岡「掛川手織葛布」「駿河指物」、富山「越中瀬戸焼」「高岡鉄器」、滋賀「再興 湖東焼」「ろくろ工芸品」「和ろうそく」、京都「京象嵌」、和歌山「保田紙」「紀州墨」「郷土玩具鶏合せ」「導きの八咫烏」「郷土玩具宝馬」、島根「火の川焼」「温泉津焼」「雲州幸光刃物」、広島「三次人形」「宮島焼」、鹿児島「薩摩つげ櫛」「薩摩深水刃物」などを販売。
特集では、今回初参加のスタイリスト・井伊百合子さんが、「産地まなびのすすめ」をテーマに、着物のスタイリングや仙台箪笥を生活に取り入れたインテリアのコーディネイトを提案。フードスタイリスト・飯島奈美さんは、「おとな様ランチのすすめ」をテーマに、伝統的工芸品の食器を使ったフードと器のおもてなしコーディネイトを提案する。
実演コーナーでは、山形「置賜紬(手織り)」、東京「東京染小紋(型染)」、愛知「赤津焼(ロクロ成形)」、京都「京漆器(金粉蒔き)」、宮城「仙台箪笥(錺金具)」、山梨「甲州印伝(小物作り)」などを紹介。
製作体験イベントでは、「京仏具 金箔押し」、長崎「波佐見焼 下絵付け(6寸皿)」、「奈良筆 筆作り」、滋賀「和ろうそく作り」、山口「大内塗 絵付け」などが体験できる。
伝統的工芸品の魅力や出品産地の情報などについて話すトークイベントでは各日、書道家・矢部澄翔さん、飯島奈美さん、井伊百合子さん、詩人・写真家の沼田元氣さん、着物研究家・森田空美さんなどが登場する。
開催時間は10時~20時(最終日は17時閉場)。今月26日まで。