池袋のサンシャイン水族館(豊島区東池袋3)は現在、SNS上で休園中の生き物をたちの様子を日々投稿している。
新型コロナウイルスの感染予防・拡散防止のため3月3日から臨時休館している同館。以前から行っていたユーチューブ上でのライブカメラ中継に加え、現在はツイッターなどのSNS上で休館中の水族館の様子を写真や動画でアップしている。
投稿は、さまざまな動物園や水族館がSNS上で活用しているタグ「#休園中の動物園水族館」を使っているのが特徴。ペリカン、ペンギン、バイカルアザラシ、アオリイカ、ミズクラゲ、ムツアシガメ、ミナミコアリクイ、カイマントカゲなどさまざまな生き物の様子や、「#いきものクイズ」「#毎日カワウソ」「#毎日アシカ」、さかな芸人ハットリくんによる海の生き物の解説などの企画も投稿している。
企画について同館担当者は「他の動物園・水族館やユーザーが投稿している#(ハッシュタグ)を見たことから同様に投稿することを決めた。このような特殊な時だからこそ、水族館・動物園業界で投稿頻度が高いハッシュタグを使うことで、より多くの人の目にとまればと考えた」と話す。
休園中は客がいないので、生き物とスタッフが観覧側を自由に使うことができるのも「閉館中ならではの様子」だという。「オススメの投稿」についてサンシャインシティの広報担当者は、「コツメカワウソやアシカの様子、令和生まれのケープペンギンのレイ、珍しいミナミコアリクイなどがSNS上でも反響が大きい。生き物と共にたまに登場する、縁の下の力持ちである飼育員との投稿はとてもほほ笑ましく、生き物たちが元気である理由の一つであるなと感じる」とも。
水族館担当者は「休館中でも生き物たちはいつもと変わらず元気に過ごしている。引き続き生き物たちの日常をお伝えしていく。生き物たちの元気な姿を見て笑顔になっていただけたらうれしい。そして開館したら、ぜひ生き物たちに会いに来ていただきたい」とコメントしている。