西武鉄道(埼玉県所沢市)は6月8日、西武鉄道池袋線(池袋~飯能駅)、豊島線(豊島園駅)の計26駅および駅チカ商業施設、都内のオフィスビルに傘のシェアリングサービス「アイカサ」のレンタルスポット(傘立て)を新たに設置する。
西武鉄道と西武プロパティーズ(豊島区南池袋1)が、Nature Innovation Group(渋谷区)が展開する傘のシェアリングサービス「アイカサ」を利用し、2019年9月から実証実験として展開。西武鉄道新宿線(全29駅)に続き今回新たに26駅に増設。西武線全92駅中55駅に設置することとなった。
「アイカサ」はレンタルスポットを設置してある場所であればどこでも傘を借用・返却できるサービス。池袋には、西武口改札付近(初電車~終電車まで利用可能)、西武南口(7時~22時30分)と、ダイヤゲート池袋1階オフィスエントランス(7時30分~21時)に設置する。
実証実験は、雨の日でもぬれない体験の提供を目的としている。設置を拡大することで、沿線に住む利用客の雨の日の利便性が向上するだけでなく、電車内・駅構内での傘の忘れ物を減らす取り組みの一環として、廃棄されるビニール傘の数を減らし、SDGsの取り組みを推進していく。
利用料金は、ノーマルプランが24時間70円(1本)、使い放題プランが月額280円(1ユーザーあたり2本まで同時レンタル可能)。6月8日以降ダウンロード可能な「アイカサ」アプリから利用ができる。