東武鉄道(墨田区)は3月18日から、食品ロス解消のために東松山市の直売所で売れ残った農産物を池袋駅まで鉄道輸送し特別価格で販売する「TABETE レスキュー直売所」の実証実験を行う。
コークッキング(港区)、東松山市、JA埼玉中央、東松山生産者直売組合と連携し行う実証実験。JA埼玉中央東松山農産物直売所「いなほてらす」閉店後、当日売れ残った農産物をコークッキングが買い取り、東上線森林公園駅から列車に積み込み池袋駅まで輸送して池袋駅南口地下1階イベントスペースで販売する。
同社によると、「JAで売れ残った農産物を食品ロス削減の目的で民間企業が買い取り、鉄道で輸送・駅で販売するという取り組みは日本初」だという。
使用列車は50090型(TJライナー使用車両)。森林公園駅を16時58分(土曜・日曜・祝日は17時)に出発し、池袋駅に17時49分に到着する
東武鉄道はSDGsの理念に賛同し、同社が有するさまざまなサービスを活用することで社会課題の解決に貢献していくとともに、地域をつなぐ鉄道事業者として、沿線地域特産品などの鉄道輸送など旅客輸送だけにとどまらない新たな輸送サービスを検討し、沿線の魅力発信・誘客・利便性向上に努めることで活気あふれる地域づくりに貢献していくという。
販売時間は18時~20時。