「古代オリエント博物館」(豊島区東池袋3、TEL 03-3989-3491)が現在、夏の特別展「古代オリエントをたのしむ!子どもミュージアム」と「金銀銅に魅(み)せられて」を開催している。
「古代オリエントをたのしむ!子どもミュージアム」のテーマは、「オリエント史を授業で学ぶ機会のない小・中学生を中心とする子どもたちにも、古代オリエント世界の魅力をわかりやすく紹介する」。
同館コレクション展をもとに古代オリエントの歴史・文化を子どもが楽しく学べるようにと、「古代オリエントの遺跡スタンプラリー」(8月1日開始)や「お気に入り展示物デッサンシート」などの企画も展開。小中高生には無料で展示解説付「ミュージアムノート」(数量限定)を進呈。ノートの提示で展覧会の期間中は、何回でも無料で入館できる。
「金銀銅に魅せられて」は、「古代から人々を魅了してきた『金銀銅』の魅力に迫る」という特別展。「人間と金銀銅との出会い」「鉱山の話」「金銀銅製品の作り方・利用のされ方」などを、古代オリエントの金銀銅製品(容器、武器、装身具、コインなど)を中心に紹介する。
併せて、アレクサンドロス大王コインやクレオパトラ女王コインを石粉粘土に打刻する体験コーナー(8月1日~9月5日)も設置。参加無料で、作成した粘土製品は持ち帰ることができる。
「月いち!オリ博オンライン講座」(500円)も開催。今後の予定は、「死海文書を追え-なぜ死海文書は世紀の発見と言われたのか」(7月21日)、「古代西アジアの青銅製武器」(8月18日)、「古代エジプト文明と黄金-ツタンカーメン王墓の副葬品をはじめとして-」(9月15日)。
開館時間は10時~16時30分(入館は16時まで)。入館料は、一般=700円、大学・高校生=500円、中学・小学生=200円。9月23日まで。