サンシャイン水族館(豊島区東池袋3)が8月12日から、オオグソクムシやさまざまな昆虫を食べながら「食」について学ぶ「魅惑のおいすご 実食イベント」を開催する。
今年3月に始まった特別展「美味(おい)しくてすごい生き物展~美食奇食珍食生物図鑑~(おいすご展)」の一環で行う。同展は「食」をテーマにした特別展で、昆虫食についても解説。7月14日から展示内容を一部変更し、11月6日まで開催している。
「魅惑のおいすご 実食イベント」は、専門店街アルパ3階のコミュニティーラウンジ「サンシャインシティ ソラリウム」で実施。「生き物たちへの感謝や素晴らしさを直接体験・体感する機会」として、8月12日~14日・23日に実施する。
イベントは、鳥獣虫居酒屋「米とサーカス」とのコラボイベント「おいすご★グソク祭り リターンズ!~珍カレー旨カレー~」「話題の昆虫食を体験バグクッキング」「実食!美味しくてすごい生き物“店” 」と、日本橋馬喰町の昆虫食のレストラン「ANTCICADA」(中央区)とのコラボイベント「昆虫食の奥深き世界 昆虫を食べて、学ぼう」の4つの企画を展開する。
「おいすご★グソク祭り リターンズ!~珍カレー旨カレー~」(8月12日~14日)は、サンシャイン水族館のオリジナル商品でオオグソクムシの粉末が入ったレトルトの「辛海カレー」に触発された商品として、オオグソクムシのだしが香るスパイシーカレーに、揚げたオオグソクムシを一匹トッピングした「米とサーカス流・辛海カレー」(2,900円、各日50食)を販売。ベイビーシャークをトッピングした甘めの「お子さま辛海カレー」(1,400円、各日50食)も用意する。
イベントでは、「カエル1匹丸焼き」などや、「タガメゼリー」(900円、各日限定20食)、「スズメバチレモネード」(700円)なども提供する。「辛海カレー」調理担当の辻夢大さんは「焼くことで香ばしさが増したオオグソクムシからとった、ふんわりと海を感じるだし、粉砕した殻を油でじっくり炒めた特製オオグソクムシ香味油に、数種のスパイスを合わせた」と商品をアピールする。
「話題の昆虫食を体験バグクッキング」(8月13日)では、昆虫料理研究家の内山昭一さんがゲストで登場し、昆虫食を紹介する。小学生向けの内容のキッズ編と、大人を対象にしたノーマル編を実施し、それぞれウエルカム昆虫ドリンクや料理2品を提供する。
「実食!美味しくてすごい生き物“店”」(8月14日)では、オオグソクムシや昆虫食、スーパー植物・サボテンも実食する。「おいすご展」を企画した水族館飼育スタッフによる解説や、オオグソクムシの調理実演も行う。こちらもキッズ編とノーマル編を用意する。
「昆虫食の奥深き世界 昆虫を食べて、学ぼう」(8月23日)では、ANTCICADA代表・篠原祐太さんを招いて、昆虫食の面白さや、昆虫食の舞台裏、食材となる昆虫の特徴などを紹介するという。昆虫食(ウエルカム昆虫ドリンク・昆虫6種食べ比べ)の実食ができ、イベント終了後には希望者を対象に、タガメを使ったクラフトジン「タガメジン」と、「ゴキブリ卵鞘酒(らんしょうしゅ)」の試飲体験も開催する。
開催時間はイベントにより異なる。