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巣鴨商店街で「AI謎解きイベント」 大正大生が企画、商店街活性化目的に

ドラマ撮影の様子

ドラマ撮影の様子

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 大正大学(豊島区西巣鴨3)の学生が企画したAI謎解きイベント「2026スガモ爆発 ~AIスクールバスを食い止めろ~」が現在、巣鴨の商店街で開催されている。

「2026スガモ爆発」ポスター

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 巣鴨の商店街活性化を目的に、AI技術を活用し行う謎解きイベント。時間は2~3時間ほどを想定し、巣鴨駅前商店街から巣鴨地蔵通り商店街を散策する。

 イベントの主催は大正大学で、同大と巣鴨の3商店街が協働で設立した一般社団法人「コンソーシアムすがも花街道」と豊島区が後援し、産官学連携で実施する。

 昨年に開催したAR技術活用の謎解きイベント「2026スガモ消滅」は、1カ月で6,324万円の経済効果を生み出したという。今年はさらなる経済効果と来街者の増加を目指し、商店街とタイアップしたオリジナル商品の開発や、ゲームで使うLINEでのAIチャットボットによる店への送客促進などを行う。

 プロジェクトは、29人の大正大学生が参加し、シナリオ作成や演者、BGM制作、衣装などを担当。大正大学の招聘(しょうへい)教授でもあるクリエイターズネクスト(港区)の窪田望さんが指導し、体験型謎解きイベントの企画制作を担当してきた謎組(渋谷区)が協働して運営する。今後社会で必要とされるマーケティングやアントレプレナーシップを実践的に身に付けることや、プロジェクト内で自身の強みを生かした取り組みを能動的に企画・実行する中で新たな学びを積み重ねていくことを目標としている。

 AIチャットボットの店への案内機能は、「甘いものが食べたい」「お土産が買えるお店は」など商店街でのニーズを入力すると、店を案内する仕組みとなっている。

 商店街内の店では、巣鴨にちなんだオリジナル商品に謎解きゲームオリジナルの熨斗(のし)をつけて販売している。熨斗には、謎解きゲーム攻略後も楽しめるさらなる追加謎が記されている。商品販売の利益は、商店街に寄付する。

 ゲームクリア時のエンディングムービーは、学生が巣鴨の商店街で集めた音を使って作曲したBGMに合わせて、学生創作のダンスを、商店街の人たちと踊る内容になっている。

 参加無料。事前予約不要。イベントの問題用紙は、大正大学グループが運営する巣鴨の落語カフェ「ガモール志學亭」(豊島区巣鴨3)で配布する。参加にはスマートフォン版LINEアプリが必要。11月30日まで。

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