夜間特別展「終わりは始まり展~生き物たちの終焉~」が9月30日、サンシャイン水族館(豊島区東池袋3)で始まる。
「生き物たちの『死』と『その先』」をテーマに、自らの命を次なる命につなげようとする生き物の命の尊さを知る内容を展開するという。
特別展では、同館で展示する生き物たちの死、環境問題によって発生する生き物たちの死、絶滅危惧種に関する解説パネルを設置する。イベント期間限定で同館所有の「ロシアラッコの剥製」や、絶滅危惧種に指定されている「チュウゴクオオサンショウウオ」も展示する。
飼育スタッフが一から制作した、生き物たちが過酷な自然界を生き抜くすべをクイズ形式で学べるコンテンツ「命を繋げ!運命の選択~自然の中を生き延びろ!~」や、海の環境問題についての「オリジナル模型」も展示する。
サンドアート集団「SILT(シルト)」による、生き物の命のバトンがつながれていく様子を描いたサンドアート作品の動画も放映する。
サンシャイン水族館丸山克志館長は「生きている以上逃れられない『死』に対して、生き物たちは決して刹那的になるのではなく、それぞれの生きざまで次に命をつないでいる。私たちはどのように仲間とつながり、どう生き、どう次につなぐのか。心を動かされる発見がきっとある」と話す。
開催時間は18時15分~21時。観覧料は、大人(高校生以上)=2,400円(金曜・土曜・日曜・祝日・祝前日は2,600円)、子ども(小・中学生)=1,200円、幼児(4才以上)=700円。12月18日まで。