「第13回鴨台(おうだい)盆踊り 共感・共動・共躍」が7月7日・8日、大正大学(豊島区西巣鴨3)巣鴨キャンパスで開催される。
「鴨台盆踊り」は大正大学の学生が企画・運営しているのが特徴で、学生や大学周辺の地域の人、教職員などが参加する巣鴨の夏の風物詩イベント。
1919(大正8)年に「魂祭(たままつり)」という名で始まり、「御霊まつり」と名を変えて継続し、1970年代には1万人を超える来場者があったが、その後は長く途絶えていた。2011(平成23)年に東日本大震災の追悼イベントとして現在の鴨台盆踊りが開催されるようになった。
2020年はオンラインで、2021年はリアルとオンラインのハイブリッドで開催。昨年は2日間で来場者が1万2000人を超えたという。
今回のイベントでは、東日本大震災十三回忌追悼法要を行う。第1回鴨台盆踊りからの理念であった「東北復興」を念頭に、仏教系大学らしい行事や社会貢献活動を展開するという。
大阪の盆踊り団体「スターダスト河内」とのコラボレーション企画として、2025年開催の大阪・関西万博で踊られる「#万博音頭 交野節編」を東日本で初披露する。学生が豊島区の魅力をテーマに万博音頭の歌詞を作成し、大正大学オリジナルバージョンの万博音頭を披露するという。
第13回鴨台盆踊り統括班リーダーで表現学部3年の番場彩愛さんは「今年は新型コロナウイルス感染防止策が緩和され、久しぶりに思い切りお祭りを楽しむことができるのでは。鴨台盆踊りは大学生や高校生といった普段盆踊りになじみのない若者が一斉に輪になり、世代間交流を楽しむのが特徴。浴衣を着て、心踊るような体験を味わってもらいたい」と話す。
16時開場、18時開始、20時終了予定。