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古代オリエント博物館で特別展「西アジアのいきもの」 280点展示

獅子形容器

獅子形容器

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 夏の特別展「西アジアのいきもの」が7月15日、「古代オリエント博物館」(豊島区東池袋3)で始まる。

つぼを背負ったラクダ形土器

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 西アジアに由来する動物と植物を表現した作品280点を、実際の動物園のように生き物の生息地や種類ごとに8つの章に分けて展示する。作品は、東京国立博物館やMIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム)など8つの機関と個人の所蔵するコレクション、古代オリエント博物館の所蔵品から構成する。

 展示作品は、ヤギが描かれた彩文土器、馬の形をしたファイアンス製(陶器)の飾り、羊の頭を表現した移動式のかまど、魚の形をした土器、1頭の雌牛を巡って争う2頭のライオンの銀製容器、クジャクのモザイク画など。先史時代から中世にかけての所蔵品を手がかりに、人間と生き物の関係を巡る歴史と文化を紹介するという。

 展示以外では、シンポジウム「西アジアのいきものを巡る歴史と文化」(7月22日)、講演会「ヒッタイトの文書に登場する動物たち」(8月26日)、「視覚障害者の人のための展示解説ツアー」(9月9日)、ワークショップ「オリエントの動物を描こう!塗ろう!折ろう!」(8月1日~9月3日)、「粘土で西アジアの動物づくりにチャレンジ」(8月12日)、「子どものオリ博体験講座 いきものの絵のひみつ-タイルにお絵かき-」(8月20日)、オンライン講座などを予定する。

 研究員による「特別展ギャラリートーク」は、7月16日・23日・29日、8月6日・19日・27日、9月2日・10日に開催する。

 同館主任研究員の千本真生さんは「会場には紀元前6000年紀の先史時代から中世まで、西アジアの人々の手によって作られたユニークな資料がたくさんある。スフィンクスのような想像上の生き物は今回の展示には登場しないが、その分、実際に西アジアに生息していた生き物と私たち人間との関わりの歴史をより一層深く知ることができると思う。展示する『獅子型容器』は紀元前7世紀のアケメネス朝ペルシアの銀製の容器。1頭の雌牛を巡って取っ組み合うライオンの力強さが巧みに表現された一推しの資料なので、多くの人に見てもらいたい」と話す。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、一般=1,000円、大学・高校生=800円、中学・小学生=500円。9月10日まで。

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