シニア向けイベント「巣鴨笑店街カフェ」が現在、巣鴨地蔵通り商店街の落語カフェ「ガモール志學(しがく)亭」(豊島区巣鴨3)で開催されている。
大正大学(同)が運営する同カフェ。イベントは、「敬老の日を老いを一緒に笑って楽しむ日にすることの提案」を目的に、同大の社会共生学部・社会福祉学科の学生が主体となり行っている。
イベントでは、同店店長の落語家・立川志ららさんと、志らく一門の立川らく兵さんが各日14時から「老いを笑い合う」をテーマにした落語を披露する。落語の席は先着順。
社会福祉学科の学生がマニキュアネイルを施術する「シニアネイルサロン」も行う。施術を行う学生は、事前にネイルサロン「ABCネイル」から講習を受けたという。
イベントに際し、老いをポジティブに変えていく試みとして、巣鴨地蔵通り商店街を歩く高齢者の声をヒントにした「シルバージョークポスター」を全16種作成。店内や商店街、大学校内の各所に掲出している。
同大社会共生学部社会福祉学科教授の宮崎牧子さんは「大正大学が持っている資源を活用して、健康寿命を延ばすきっかけになれば。寝たきりにならないためには、人と交流するひと時を持つこと、外出をする機会を作ることが大切。大正大生をはじめ、いろいろな人と交流をすることや、落語を聞いてクスクス笑ったり、大声で笑ったりすること、ネイルを塗って日常生活に潤いや楽しみをつくることが高齢者の笑顔になっていくはず」と話す。
開催時間は9時30分~17時。入場無料(1人1品の注文が必要)。9 月18日まで。