西武鉄道池袋線などを通る西武鉄道新型通勤車両「40000系」が3月25日、営業運転を始める。
平日に西武鉄道池袋線~東京メトロ有楽町線の所沢~豊洲間を、土曜・日曜・祝日には西武鉄道西武秩父線~東京メトロ副都心線~東急東横線~横浜高速みなとみらい線の西武秩父~元町・中華街を走る。
全席座席指定で、車両の愛称は「S-TRAIN」。有料座席指定列車として運行する場合のみこの愛称を使う。
車両は、ロングシートとクロスシートが転換できるようになっているのが特長。中づり広告が「デジタルサイネージ」になっており、車両内には「SEIBU FREE Wi-Fi」を導入。「電源コンセント」を2席につき1つ設置し、プラズマクラスターイオン発生器も搭載している。
車いすやベビーカーをを使う客や、大きな荷物の客も安心・快適に使えるスペース「パートナーゾーン」を設置。トイレは車いすでも使えるほか、おむつ交換シートも設置する。
車両の外観カラーデザインは、西武グループのコーポレートカラーを基調にしつつ、「山の緑と空の青」をイメージした線沿線の風景や自然を感じさせるカラーリングを採用した。
3月12日には西武球場前駅で「新型通勤車両40000系お披露目イベント」を開催。40000系車両の撮影会や内覧会を実施するほか、「40000系デビュー記念乗車券」や40000系グッズを発売する。
同日、初運行イベントも開催。池袋発西武球場前行の「池袋発コース」と、西武球場前発池袋行きの「西武球場前発コース」の2回実施する。