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古代オリエント博物館で特別展「悠久のペルシア」 技の伝統や革新に焦点

「こぶ牛形土器(北イラン、紀元前1000年、東京個人蔵)」(写真提供=サンシャインシティ)

「こぶ牛形土器(北イラン、紀元前1000年、東京個人蔵)」(写真提供=サンシャインシティ)

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 特別展「悠久のペルシア-技・美・伝統-」が現在、古代オリエント博物館(豊島区東池袋3)で開催されている。

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 イランの古名であるペルシアの、技の伝統や革新に焦点を当て、土器、金属製品、陶器、ガラス、コイン、じゅうたん、布などの工芸品を紹介する同展。約500点を展示するほか、講演会やワークショップ、ペルシア音楽を楽しめる演奏会などの企画、併設展「ペルシア書道へのいざない」も行う。

 期間中、講演会「美しきペルシア書道の世界」(10月14日)、ペルシア書道体験イベント「ハイヤームの詩を書いてみよう」(同)、「手織絨毯の基本、ギャッベ織のストラップを織ってみよう」(10月20日)、「子どものオリ博体験講座『織物のひみつ』」(同)を行う。

 オンライン講座は、「『世界の半分』と呼ばれた都イスファハーン ―近世ペルシアの都市社会―」(10月16日~10月23日)、「土器から読み解く古代イランの歴史」(11月20日~27日)を行う。

 同館研究員が展示品を解説する「特別展ギャラリートーク」は、10月5日・12日・19日・26日、11月3日・10日・17日・24日に行う。

 このほか、「視覚障害者の方のための展示解説ツアー」(10月26日、11月1日)、「ペルシア音楽の幽香~イランの古典楽器サントゥールを聴く~」(11月10日)も行う。

 古代オリエント博物館長の津村眞輝子さんは「イランの長い歴史の中で、先史時代、王朝時代、イスラーム時代それぞれに特徴のある文化が花開いている。今回はあえて時代順ではなく、素材別、技術別に紹介する。前時代の技術を継承したり、全く新しい技術革新があったりしながら、さまざまな美術品が生み出されていった様子を感じ取ってもらえれば」と話す。

 開館時間は10時~17時(10月18日、11月15日は20時まで)。入館料は、一般=900円、大学・高校生=600円、中学・小学生=300円。11月24日まで。

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