池袋東口エリアにある「さくらクリニック」(豊島区東池袋1、TEL 03-5911-0809)が提供するサービス「点滴BAR(バー)」に、冬季限定メニュー「甘酒点滴」が登場した。
点滴バーは利用者の症状に応じたさまざまな種類の点滴を行うサービス。点滴の所要時間は15分~20分ほど(甘酒点滴は約60分)。池袋で働く人が昼休みや会社帰りに利用しているという。
メニューは、「お肌をきれいにする」「疲れをとる」「ダイエット効果を上げる」「アルコールをよく飲む人向け」「花粉症やアレルギー対策」「各種ビタミン補給」「薄毛対策」などのジャンルで約40種類を用意。点滴は全て厚生労働省認可の薬剤を使う。
今回登場したのは、甘酒を分析し同じ成分で作ったという「甘酒点滴」。アミノ酸、ミネラル、ビタミン、糖分をバランスよく含んでいるのが特徴で「疲労」「冷え性」「ダイエット」などにおすすめだという。アルコール分は含まれていない。
同院倉田院長の講演を聞きに来ていた高齢者から「昔は病院になかなか行けない人が多かった。薬や点滴の代わりに甘酒を飲んでいた」という話を聞いたのが「甘酒点滴」を作ろうと思ったきっかけだという。調べてみると甘酒は奈良時代から「百薬の長」として日本人の生活に根付いていたことがわかった。「栄養士、鍼灸(しんきゅう)師、看護士と話し合いながら開発した」という。
そのほか、冬季限定メニューとして「二日酔い予防」「宴会疲れ 肝臓対策セット」なども用意する。
医療機関での点滴サービスが増える傾向について、「体調不調なども、点滴する際に医師や看護士に相談できるので、予防医学的な観点からもいい傾向だと思う」と倉田院長。「健康や美しさを保つためには体の外側のケアだけではなく、点滴で体の内側からのアプローチするのが効果的」とも。
料金は、甘酒点滴=8,000円、そのほかの点滴は4,000円から。初回のみ診察・メニュー作成料1,500円が必要。予約は専用ダイアル(TEL 0120-107-450)で受け付けている。営業時間は10時~19時。