
特別展「やっぱりエジプトが好き♡ 昭和のニッポンと古代のエジプト」が9月27日、古代オリエント博物館(豊島区東池袋3)で始まる。
「オリジナル 扇子(古代エジプトのミイラマスクとスカラベ)」
「北名古屋市歴史民俗資料館(昭和日常博物館)」の所蔵品を含めた約200点を紹介し、昭和30年~40年代を中心に日本に広がったという「エジプト柄」ブームを読み解く同展。期間中、エジプトをテーマにしたグッズや同展図録、関連書籍、インポートグッズの販売も行う。
同館研究員による「特別展ギャラリートーク」(14時~)は、9月27日、10月5日・11日、11月9日・15日・24日に開催する。
講演会は、北名古屋市歴史民俗資料館の伊藤明良館長の「昭和と古代エジプトをつなぐモノ語り」(10月13日)を予定する。
このほか、子どものオリ博体験講座「エジプト柄のひみつ」(10月19日)、特別講座「神々への奉仕:古代エジプト神殿儀礼の世界」(10月26日)、子ども向けワークショップ「古代エジプトの神官のお仕事を体験してみよう」(11月8日)、「視覚障害者のための展示解説ツアー」(10月25日)も行う。
同館研究部長の田澤恵子さんは「1965(昭和40)年のツタンカーメン展で爆発的な人気を誇った古代エジプト文明。実は、古代エジプトについてはそれよりもかなり前から日本人に紹介されていた。日本人がどのように古代エジプト文明を知り、受け入れ、愛していったのか。本展を通して、日本人と古代エジプト文明の響き合いに触れてもらえたら」と話す。
開催時間は10時~17時(10月2日、11月21日は20時まで開館)。入館料は、一般=1,000円、大学・高校生=800円、中学・小学生=600円。11月24日まで。