佐々木興業(豊島区)は8月9日、同社が計画を推進してきた「(仮称)東池袋一丁目シネマコンプレックスプロジェクト」に関し、東急不動産(港区)と協力のもと開発計画を進めていくことを発表した。
同プロジェクトは、敷地面積約1837平方メートルの敷地に、地下2階地上14階建て、賃貸面積3000坪を超える商業ビルを建設。地下1階~3階には飲食店や物販店などを誘致、中上層階には12スクリーン・約2500席の「首都圏最大級のシネマコンプレックス」が出店予定で、全国で13カ所あるシネマコンプレックス「シネマサンシャイン」を展開する佐々木興業が計画を進めてきた。
シネマコンプレックスでは、「日本最大級」だという高さ18メートル、幅26メートルの巨大スクリーンを備えた次世代のシステム「IMAX(R) with LASER」を東日本で初導入する。体感型プレミアムシアター「4DX(R)」など、最新鋭の映像・音響システムも導入予定。
計画地は池袋駅東口のサンシャイン通り沿いに位置し、豊島区庁舎跡地などの大型開発が行われるエリアで、東池袋は豊島区が進行している「豊島区国際アート・カルチャー都市構想」の戦略エリアでもある。
池袋東口エリアは商業街「サンシャイン60通り」が有名だが、同プロジェクトや豊島区庁舎などの移転・跡地の開発などで「サンシャイン通り」沿いが活性化することで、池袋東口エリアのさらなる「多様性・回遊性」を創出が期待できるという。
佐々木興業は今年6月から、既存ビル(スポルトビル)の解体に着手しており、今後は両社で協力の下、2019年度の開業を目指して開発計画を進めるという。