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豊島区で「としまおやこさんぽ」-散歩で地域の魅力と子育て考える

「隊長」となり参加者を先導したサアヤさん

「隊長」となり参加者を先導したサアヤさん

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 豊島区で1月20日、親子で豊島区の公園や商店街、路地などを散策するイベント「としまおやこさんぽ ~親子トレジャーハンティング~」が行われた。

前半部の会議の様子

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 東池袋のコワーキングスペース「co-ba ROYAL ANNEX」(豊島区東池袋2)と、都会に住みながら親子で野遊びを楽しむ「のあそびっこプロジェクト」を主宰する保育士・相原里紗さんが開く。

「『としま区』を遊び尽くす」をコンセプトに、地域の活性化や公園の活用、地域コミュニティーでの子育て支援を目的として企画した同イベント。親子連れや保育士など、9名が参加をした。

 プレイベントとなる初回は「作戦会議」と題し、前半部では豊島区の地図を中心に、参加者から豊島区内の子どもと楽しむことができるスポットを募り、今後のイベントの方向性を検討した。

 後半部では、参加者の女の子、サアヤさん(3歳)を「隊長」に、同スペース近くの東池袋エリアの路地や公園を、猫を追いかけるなどしながら散策した。元気いっぱいに参加者を先導するサアヤさんの姿に、偶然居合わせた女性が「声を聞いただけでも、幸せになるねえ」とほほ笑みかける場面も。

 中央区から参加した木村さんは「子どもがこんなに喜ぶことに驚いた。地図を見て町の様子を知るだけでも楽しいが、実際に外へ出てみると、地図に載っていないさまざまな発見があった。自分の住んでいる地域でもやってみたい」と話す。

 池袋が地元という山田さんは「灯台下暗しという感じ。路地や公園の存在は知っていたが、子どもが先導することで地元でも知らなかった道を発見し、町の新しい楽しみ方を知ることができた」と話す。

 「子どもたちがいることで、なんでもない公園で大人も一緒になって遊ぶなど、普段やりたくてもできないことができるようになり、見えなかったものが見えてくる。今後も目的地のことはあまり考えず、散歩自体を大人も子どもも一緒になって楽しめるイベントにしていければ」と相原さん。

 今後も月1回ほどの頻度で開く予定。

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