JR池袋駅に6月28日、「acure(アキュア)」と学習院大(豊島区)の共同で開発した、学生向け自販機が稼働開始した。
JR東日本ウォータービジネス(渋谷区)がエキナカ自販機を中心に展開する飲料総合ブランド「acure」と、学習院大が5月から実施している同プロジェクト。設置場所は、JR池袋駅地下中央通路(西武百貨店側・丸の内線改札付近)。
プロジェクト参加メンバーは学習院大に所属する学生約20人。A~Cの3チームに分かれ、「なぜ人がものを購入するのか」という消費行動の原点に立ち返り、学生の自販機利用における課題や理想について試行錯誤し、オリジナル自販機を制作した。
「acure」の会員サービス「アキュアメンバーズ」に登録された会員の購買データでは、10代・20代の利用が少なく、実際の学生の購買実態を把握できないことが課題となっており、プロジェクトを通して学生の自販機利用促進を図ることが目的となっている。
Aチームの自販機の名称は、「池袋 自販機神社」。「学生って思っていた以上に忙しい」と思っている大学生に、「潤い・元気・幸せを届けたい」「自販機をパワースポットとして利用してもらいたい」と考え企画したという。自販機には、学生自らデザインした「狛犬キャラクター」が描かれている。
Bチームの自販機は、「前代未聞!大学生あるある自販機」。学生が一度は感じたことがある「心の声」に共感し、自販機に立ち寄ってもらいたいと考え企画したという。自販機は、大学生あるあるのフレーズで埋め尽くしている。
Cチームの自販機は、「今のキミに寄り添う一本」。勉強・部活・アルバイトなど、さまざまなことを頑張る大学生の「今」に寄り添い商品を届けたいと考え企画した。朝から夜の一日を表現した自販機デザインになっている。
稼働期間は9月末まで。