シネマコンプレックス「池袋HUMAXシネマズ」(豊島区東池袋1)の公式アンバサダーに1月、VTuber「夜子・バーバンク」が就任した。
VTuberは、2Dや3Dのアバターを使い、ユーチューブなどで動画を配信している人やキャラクターの総称。
夜子・バーバンクのプロデュースは、3DCGを活用したVR・ARなどのxRコンテンツの企画・制作・運営を行うバルス(新宿区)が担当。VTuberが映画館の公認アンバサダーに就任するのは「業界初の試み」だという。
夜子・バーバンクは「映画をこよなく愛する女性」として、「映画をもっと身近に」をモットーに、映画作品の紹介や映画の楽しみ方、映画館での鑑賞マナーなど、映画に関するあらゆることを全身で伝えていくといい、1月下旬から同施設の画面に登場するほか、ユーチューブにもチャンネルを開設する。
「夜子・バーバンク」のシナリオは、「冴(さ)えない彼女の育てかた」などで知られる丸戸史明さん、「ベン・トー」などで知られるアサウラさんらが担当。キャラクターデザインはウェブ小説「レジェンド」やライトノベルなどの装画を多数手掛けるイラストレーター・夕薙さんを起用した。
バルスは昨年12月、「池袋HUMAXシネマズ」を運営するヒューマックスシネマ(新宿区)と、同施設を拠点としたARライブエンターテインメント事業を今春から行うことを目指した戦略的パートナーシップ構築に合意している。
春にはオープニングイベントとして、人気VTuberによるAR音楽ライブイベント「TUBEOUT!」の開催を予定し、それ以降も、VTuberだけでなくARによるバーチャルキャラクターを使った次世代エンターテインメントの創出に向け、継続的にライブを開いていく予定。将来的には映画上映とのタイアップも視野に入れているという。