芸術祭「フェスティバル/トーキョー19」(以下、F/T19)が10月5日から、東京芸術劇場をはじめとする池袋の文化施設をメイン会場に開催される。
国際的な舞台芸術祭として知られる「F/T」は1988(昭和63)年、「東京国際芸術祭’88池袋」として始まり、2009(平成21)年に「F/T」へリニューアル。同時代の舞台芸術の魅力を多角的に発信し、社会における「芸術の新たな可能性」を追究する都市型フェスティバルを展開する。
12回目となる「F/T19」のテーマは「からだの速度で」。ジャンルや国を横断した12組のアーティストが8カ国の拠点から同イベントに集まり、15以上のプログラムを展開する。
オープニングプログラムでは、豊島区内の複数の商店街を舞台に「新たなまつり」を開催する。同プログラムのために結成した舞台芸術家コレクティブ「セノ派」が、「まつり/コミュニティー」の本質を再発見するプロジェクトを展開するという。
日本・ポーランド国交樹立100周年記念事業として、ポーランドの演出家マグダ・シュペフトさんの世界初演作品も実施。中国・韓国のアーティストの作品、日本の若手アーティストの作品なども。
2014(平成26)年に開始した「アジアシリーズ」は、「トランスフィールド from アジア」と形を変え、現在進行形のアジアの舞台芸術やアートを1カ国に限定せず紹介する。2年間にわたるプロジェクトのドキュントメント「Changes(チェンジズ)」は続編を上映予定。
プログラムの詳細は7月11日に発表予定。11月10日まで。