東武百貨店池袋店(豊島区西池袋1)は5月27日、営業を再開した。
4月8日から地下2階食品フロアを除き臨時休業を続けてきた同店。政府から発表された新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の解除を受け船橋店と共に再開。営業範囲は全館で、宝飾・時計、美術工芸、呉服、美容施術・フィットネスなど一部の売り場は除く。
営業再開に当たり、業種ごとのガイドラインに沿った「新しい生活様式」の実践に向け、「新しい接客マナーの確立」に取り組んでいくという。
新しい接客マナーでは、大きな声は出さないようにし会話の際は斜め前から話し掛けるほか、化粧品売り場などでのタッチアップ、試着の手伝いの控え、金銭授受の際の会計トレー使用、接客ごとにこまめな消毒、試飲・試食販売の引き続いての中止、必要な売り場でのフェースガードの装着、飛沫(ひまつ)防止シートの設置、ショップへの入場制限や席の間引きを実施。
感染拡大防止策では、店内消毒・清掃などの安全対策の徹底を継続。客に対しては、少人数での来店や、マスク着用、入店口を制限しての検温実施、店頭でのアルコール消毒、ソーシャルディスタンスの確保を呼び掛ける。
従業員施設での3密防止の取り組みでは、休憩スペースの増設や私服勤務を促進してロッカールームの密を避けること、階段利用を促進することでエレベーターの密を避けることを実施。事務関連部門では、政府のオフィスにおけるガイドラインに沿って時差勤務や環境の整備(遮蔽、消毒、会議時間の削減など)を行っていく。
営業時間は10時~20時(レストラン街は11時~21時)。