「としま編んでつなぐまちアート2022」プロジェクトの作品展示が12月1日、池袋の8カ所で始まった。
毛糸を使い公園の樹木や建築物を編みくるむ「ヤーンボミング」を通して、池袋に愛着を持つ人々と一緒に新しい池袋のアート&カルチャーを創出することを目指すという同プロジェクト。
昨年に続き2回目の開催。サンシャインシティ(豊島区)、Hareza池袋エリアマネジメント(同)、日比谷アメニス(港区)が、豊島区制施行90周年記念事業の一環として行う。
9月から、モチーフを作りつなぐワークショップや、飾り付けイベントなどを行ってきた同プロジェクトでは、編みものワークショップ参加者のほかにも、文化服装学院ニットデザイン科の学生、豊島区介護予防センターを利用する高齢者、サンシャインシティグループやWACCA IKEBUKUROなど池袋エリアの民間企業の社員、豊島区職員、地方で活動する編み物団体なども参加。昨年の約480人を上回る約650人が参加したという。
展示期間終了後の作品の一部は、芝生で使う敷物などにし、イケ・サンパークや南池袋公園、豊島区介護予防センターなど各施設に寄贈する。
総合監修を務める編み師・203gowさんは、「編むことを楽しんでもらうために『編みふくろうの森』をテーマにオリジナルの編み図を配布したところ、全国からさまざまな編みモチーフが集まった。多くの人たちが、携わり、つながって、まち全体にひとつのニットアート作品を作り上げることができた」と話す。
1月31日まで。展示場所は、イケ・サンパーク(としまみどりの防災公園)、サンシャインシティ(専門店街アルパ1階噴水吹抜前広場 絵本のひろば)、自由学園明日館、JR池袋駅構内いけふくろう、西武池袋本店9階屋上、中池袋公園、東池袋中央公園、南池袋公園。