
「真夜中のいきもの展」が3月14日、サンシャイン水族館(豊島区東池袋3)で始まる。
夜の森や海、暗い洞窟など、夜や暗闇で活動する約20種の生き物を、「夜行性」「洞窟」「発光」のカテゴリーと、「海」「森」の生息域アイコンで紹介する同展。
会場では展示エリアを薄暗く演出し、日中は寝ていることが多い夜行性の生き物たちが活動する様子や、暗闇で発光する生き物など、普段なかなか見られない生き物たちの姿を観察できるようにするほか、暗闇の中で発光するヒカリキンメダイを観察できる「のぞき穴」を設置する。同館によると、中国の野生下では絶滅したと考えられ、現在日本国内で2個体のみ飼育されているという「スライゴオオサンショウウオ」の展示も行う。
会期中、Tシャツやマグカップなどのオリジナルグッズ販売、「真夜中のいきもの展」オリジナル蓄光ステッカー付き入場券の販売を行う。
同館飼育スタッフの三田優治さんは「今回の特別展のコンセプトは『暗闇ってなんだか怖いようでワクワクしませんか?』。普段は近づきがたい真夜中の森や海などの自然環境に足を踏み入れ、そこに息づく生き物の営みを観察する体験ができる。狩りなどのために夜に動きだす夜行性の生き物や、光を放つことでコミュニケーションを行っている発光生物など、真夜中にしか見ることができない姿や習性を見ることができるかもしれない」と話す。
開催時間は10時~19時(時期により変更あり)。6月19日休館。入場料金は600円。11月24日まで。