マンガ×学びの拠点「マンガピット」(豊島区南長崎3)が3月31日、南長崎にオープンする。
学びにつながるマンガや学習マンガが読める同施設。マンガを通してのコミュニケーションを目指す「マンガナイト」(文京区)が開く。
同施設では「新しい世界を発見できるマンガ」や「学びにつながるマンガ」を選出・発表し、国内外に発信する事業「これも学習マンガだ!~世界発見プロジェクト~」に選出された作品や、学習マンガを中心に約7000冊の蔵書を用意する。
同施設は「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」を中心に、マンガの聖地としての盛り上がりを見せているというトキワ荘通りに開く。同エリアをさらに魅力的なものにしようと、トキワ荘と同年代の施設「味楽百貨店」をリノベーションした建物内にオープンする。
オープンで、トキワ荘エリアを選んだのは「より多くの人に、今のマンガ文化の基礎を築いた方々のことを知ってもらう機会を作りたい」と考えたからだという。同施設は「手塚治虫先生や藤子・F・不二雄先生、石ノ森章太郎先生といった現代マンガの基礎をつくったマンガ家の方々は、今の子どもたちにとっては歴史上の人物になっている。このエリアでマンガピットを開業することで、同じ地域にある豊島区立トキワ荘マンガミュージアムにも気軽に寄ってもらい、『トキワ荘に縁のあったマンガ家さんのことをもっと知ってほしい』という思いを実現させたい」とコメントしている。
同施設では現在、クラウドファンディングも実施している。目標金額は100万円で、集まった資金は施設の運営やイベント開催に使うという。3月31日まで。
料金は、一般=500円、中学生以下=200円を予定。無料開放日も設定する。営業時間などは決まり次第発表する。