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東京芸術劇場がバーチャルオーケストラ「芸劇&読響 みんなでハモろう!」公開

映像企画「芸劇&読響 みんなでハモろう!」

映像企画「芸劇&読響 みんなでハモろう!」

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 東京芸術劇場(東京都豊島区)は7月4日、オンライン上で音楽を共に奏でるバーチャルオーケストラ映像企画「芸劇&読響 みんなでハモろう!」を公開した。

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 新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった「TACT FESTIVAL 2020 東京芸術劇場presents鈴木優人&読響 ファミリーコンサート」の代替企画として、出演予定だった読売日本交響楽団指揮者でクリエーティブパートナーの鈴木優人さん(指揮)、俳優・歌手の石丸幹二さん(歌)、読売日本交響楽団(管弦楽)と、東京芸術劇場公式ウェブサイトで募集した人が一般参加し、オンライン上で250人超が音楽を共に奏でる映像企画として製作した。

 演奏曲目は、ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」より「エーデルワイス」。公演を楽しみにしていた客や、外出自粛を余儀なくされた人たちの心のよりどころとなる場の必要性を感じ、プロ・アマを問わず参加した人たちが、前向きに歩みを進められる企画を目指したという。

 一般参加枠では、40%以上の人が家族単位で参加。アンケートでは、「家族で一緒に演奏するのが楽しかった」「子どもに音楽を通じてさまざまなことを伝えられた」との回答などが寄せられた。国内だけでなくタイやイギリスなど海外からの応募もあり、「バーチャルオーケストラならではの、世界中どこの誰とでもつながることができる、新たな可能性を生み出した」と同施設。

 鈴木さんは「今年のTACT FESTIVALでみなさんと会えないのは残念ですが、このような形で共同制作を世に残すことができるのは幸せなことに思う」とコメント。

 石丸幹二さんは「『エーデルワイス』は、祖国を想い家族を想う歌。映画『サウンド・オブ・ミュージック』では、トラップ大佐の家族とザルツブルクの聴衆がひとつになって歌う。そっと心に寄り添ってくれるこの歌を、今みなさんと一緒に奏で絆を確かめ合いたいと願っている」とコメントしている。

 映像は、同館公式ウェブサイト、ユーチューブチャンネル「芸劇 Channel」から見られる。公開期間は11月30日12時まで。

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