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池袋「ウイ ロード」が明るいアートな空間に 「暗い・汚い・怖い」イメージから脱却

公開制作終了後のウイロード

公開制作終了後のウイロード

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 池袋駅の東側と西側を結ぶガード下の歩行者トンネル「WE ROAD(ウイ ロード)」のリニューアル公開制作が11月24日、終了した。

リニューアル前のウイロード

 ウイロードは、山手線の環状運行に合わせて1925(大正14)年に建設されたとされ、1985(昭和60)年に改修された。老朽化が著しく漏水が各所で見受けられているほか、公共地下道特有の「暗い・汚い・怖い」といったイメージからか、女性の歩行者が少なく、平日の女性利用率は31%程度だったという。

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 そこで、女性が安心して通れるデザインを目指す再生プロジェクトを2018(平成30)年6月に豊島区が発表。基本コンセプトは「明るい・きれい・女性に安心・快適性」で、デザインは「色」に立脚した表現活動をしている美術作家の植田志保さんが担当した。

 区民との対話を元に「過去・現在・未来」を色で表現したデザインを目指し、植田さんがウイロードの天井パネルや壁に色で直接表現。公開制作などを通して、明色を基本とする内装へとリニューアルした。

 照明は照明デザイナーの岡安泉さんが担当。時間別に6つのモードで照明の色合いや明るさを変化させ、通行する人に心地よさを与えるライティングを採用した。

 雨漏り対策として天井パネルを設置したほか、排水溝に臭気対策の微生物を散布。監視カメラ4台を地下通路内に増設し、カメラ稼働についての明示も実施している。

 底面材は、歩きやすさを考慮した素材のタイルで、ソメイヨシノの色合いを感じさせるものを採用。自転車降車を促すサインの付いたガードパイプも6カ所に設置した。