南池袋で2月2日、「南池袋二丁目A地区第一種市街地再開発事業」の起工式が行われた。南池袋の再開発の事業の一環。再開発はA~Cの3地区で行われる。
同事業は「未来をリードする文化・環境都市」をコンセプトにサンシャインシティや「東池袋四丁目市街地再開発地区」と連携した地域の拠点を目指す。
東京都の「しゃれた街並みづくり推進条例」に指定されている同地区。A地区は「旧日出小学校跡地」を含めた周辺地区となる。計画では、地上49階、地下3階、高さ約189メートルの超高層ビルが建設され、1・2階を店舗・事務所などの商業部分、3~9階を豊島区新庁舎、11~49階を住宅で構成。住宅は約430戸を予定し、地下は東池袋駅と連結する予定。
環境へ配慮したデザインを目指す同施設では、自然換気・通風などの機能を持たせた「エコボイド」、新庁舎屋上部分の「豊島区の森」など、屋上やテラスに緑を多く設置する「エコミューゼ」、建物の外壁部分を緑化、太陽電池パネルなどを統合した環境装置「エコヴェール」を設置・展開する。
「今までこの地区はサンシャインシティという『点』しかなかった。街の中心的な建物ができることで、『面』的な広がりを持ち、その経済効果は計り知れないものになる。もっと輝く街にできれば」と高野之夫豊島区長。
竣工予定は2015年3月。2013年1月にはマンションのモデルルームをオープンする。