日経リサーチ(千代田区)が12月3日に発表した商業施設の利用実態調査「商圏センサス首都圏版 2020年秋」で、西武池袋本店(豊島区南池袋1)が首位となった。
1都3県に居住する約1万4000人を対象とした調査。毎年春と秋に実施し、今回の調査では1都3県にある約700の商業施設を対象とした。
調査結果では、2013(平成25)年春の調査以降、今年春調査まで15期連続で首位だった伊勢丹新宿店が2位となり、西武池袋本店は前回の3位から首位となった。
ランキングは、1位西武池袋本店、2位伊勢丹新宿店、3位渋谷ヒカリエ、4位小田急百貨店新宿店、5位ヨドバシAkibaビル(マルチメディアAkiba)、6位御殿場プレミアムアウトレット、7位銀座三越、8位ルミネ新宿、9位アトレ吉祥寺、10位ラゾーナ川崎プラザ。
日経リサーチは、「今年4月から5月にかけて、緊急事態宣言により各社は休業を余儀なくされたが、西武池袋本店をはじめとするそごう・西武各店は主要な百貨店・商業施設の中で比較的早い時期に営業範囲の拡大を実施し、ニュースなどでも取り上げられた。西武池袋本店は前年に比べ、練馬区など近隣からの来店が増えたほか、食品・総菜を目当てに利用する人が増えた」と分析している。