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池袋の名画座「新文芸坐」がリニューアル 映写・音響システムなど刷新

新文芸坐場内のイメージ

新文芸坐場内のイメージ

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 池袋の名画座「新文芸坐(ざ)」(豊島区東池袋1)が4月15日、リニューアルオープンする。

新文芸坐

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 2本立てでさまざまなプログラムや映画監督や俳優によるトークショー、オールナイト上映などを実施してきた同館は、60年余りの歴史がある。

 1956(昭和31)年に池袋駅東口の映画館「人世坐」の姉妹館として「文芸坐」が開館。当初は松竹洋画系の封切館だったが、人世坐の閉館後に名画座に転向。併設していた映画書籍の店と共に映画ファンに親しまれてきたが、建物の老朽化などを理由に1997(平成9)年に閉館。2000(平成12)年12月12日、跡地に再建されたマルハン池袋ビル内に「新文芸坐」として再オープンした。

 リニューアル後は、音響・映写設備を一新し、新文芸坐オリジナルの音響システム「BUNGEI-PHONIC SOUND SYTEM(ブンゲイ・フォニック・サウンド・システム)」を導入。4Kレーザー上映が可能な最新の映写機を導入し、「4Kレーザー」と「35ミリフィルム」両方の上映が可能なシアターとなる。

 スクリーンは、パーフォレーション(穴)のないスクリーン「SAT-4K」を導入し、音の透過率が良く、きめ細やかな映像を実現するという。

 館内レイアウトや大幅に変更。映画だけでなくさまざまなエンターテイメントが楽しめる「貸館」として使える空間にもリニューアルする。個人・団体の上映会のほか、新しく導入した演出照明を使ったライブや、スクリーンを使ったプレゼンや企業総会、ウエディングや打ち上げのパーティーなどにも利用できるようになる。

 リニューアル後は、豊島区と協力し、「劇場都市としまエンタメシアターin新文芸坐」を展開。新文芸坐を会場に、ゲストトークイベントやアニソンライブなどを開催していくという。

 鑑賞方法・チケットシステムも変更予定で、これまでの「自由席・入替なし・当日券のみ」から、オンライン・窓口で購入できる「指定席・入替制・前売券あり」に変える。「2本立て上映」も、当日どの回でも選べ、続けて見なくても大丈夫になる。

 1本のみでの鑑賞料金も設定。毎週土曜日の「オールナイト上映」はリニューアル後も継続し、「1本立てのレイトショー」や「モーニングショー」も行う。

 4月15日~23日には、新文芸坐リニューアルオープン記念で上映企画「4Kで甦る 黒澤明」を実施する。4月17日~6月2日には、「劇場都市としまエンタメシアターin新文芸坐」オープニングイベントも行う。

 入場料金は、2本立てが一般=1700円、1本のみが同=1500円、オールナイトが同=2800円。

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