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エチカ池袋で「震災復興マルシェ」-茨城県産野菜販売、ボランティア募集も

赤坂サカス「復興支援マルシェ」の様子

赤坂サカス「復興支援マルシェ」の様子

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 エチカ池袋(豊島区西池袋3)で6月1日から、茨城県の農産物、特産品を販売するイベント「鹿行(ろっこう)のやさしいやさい 震災復興マルシェ」が期間限定で開催される。

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 イベントを運営するのは、茨城県鉾田市の野菜を販売するオンラインショップ「鉾田(ほこた)のやさしい野菜」。運営者の島田さんには同市で農家を営む友人が多く、風評被害を受けている現状の支えになればと4月にオープンした。

 同イベントは、東北大震災で被災した茨城県鹿行地域5市(鉾田市・鹿嶋市・神栖市、潮来市、行方市)の名産品を「復興支援の目的」で販売する。

 鹿島アントラーズのホームタウンでもある鉾田市周辺は、鹿行大橋が崩れ液状化現象が見られるなどの被害を受けた。茨城の野菜は現在、市場に出荷できるが、放射線問題による引き取り数(買い取り数)の制限を受けており、風評被害にも直面している。

 島田さんは「現在の危機的状況の中でも、農家の方々は『日本の食料自給率』をできるだけ上げられるように日々努力している。私たちはより多くの方々に『農家の方々の思い』を知ってもらいたい、農作物を支援・購入してもらいたいと思い、この活動を始めた」と話す。

 現在、イベントでのボランティアスタッフも募集している。「野菜販売をしながら、私たちが農家の方々から聞いたり、感じたりしたことを、より多くの方々にお話ししてほしい。あまり難しく考えずにちょっとしたお手伝いから支援を始めてみませんか」と参加を呼びかける。ボランティアは、「4時間」「3時間」などの枠を用意、活動する時間を比較的自由に選ぶことができる。「5~6時間手伝える方は大歓迎」と島田さん。お礼として、茨城県産鹿行の新鮮な野菜を進呈するという。

 開催時間は10時~21時。6月30日まで。

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