西池袋・自由学園明日館で「秋冬の自然服展」-麻など自然素材使った80点

ワタナベさんデザイン・制作の服

ワタナベさんデザイン・制作の服

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 自由学園明日館1階「Rm1925」(豊島区西池袋2)で11月8日・9日、「秋冬の自然服展」が開催される。洋服作家、タマミワタナベさんによる展示会で、「冬のリネン(麻)」をテーマに自然由来の素材で作られた作品を展示する。

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 ワタナベさんは長野県のアトリエを拠点に活動する洋服作家。小学生のころからミシンで洋服作りを始め、高校卒業後に渡英、ロンドンの学校でデザイン、パターン(型紙製図)を学んだ。帰国後も服作りを行っていたが、2006年に誕生した自身の子どもが化学物質によるアレルギーを発症。その経験から「せめて身に着けるものは、自然のものを使いたい」との思いを持ち、2008年に独自のアトリエを開設した。以後、自然素材の服を作り続けているという。

 これまでも都内で展示会を開いてきたが、明日館で行うのは初めて。2年前に、ワタナベさんがライトの建築ということに引かれ同館を見学。都心にもかかわらず、静かで落ち着く環境から、「一目で、ここで展示してみたいと思った」という。

 テーマ「冬のリネン」に沿い、重ね着できる麻のワンピースやチュニックなど80点を展示、販売もする。「麻やオーガニックコットンからきちんと仕立てた服は、着るほどに愛着が増すもの。風合いがよくなって長い間、着ることができる。お散歩がてらに来てもらえれば」とワタナベさん。

 開催時間は11月8日=12時~19時、9日=10時~16時。ダイレクトメール(ワタナベさんのホームページ、問い合わせフォームから申し込み)で入場無料。ダイレクトメールが無い場合は入館料(見学のみ=400円)が必要となるが、明日館の受付で同展の観覧に来たことを伝えれば、会場となる部屋へは無料で入室できる。

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