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エチカ池袋で「震災復興マルシェ」始まる-地元の農家らが販売

野菜を販売する鉾田市農家のみなさん(左後=主催者の島田さん、左前=農家代表の飯島さん)

野菜を販売する鉾田市農家のみなさん(左後=主催者の島田さん、左前=農家代表の飯島さん)

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 エチカ池袋(豊島区西池袋3)で現在、茨城県の農産物、特産品を販売するイベント「鹿行(ろっこう)のやさしいやさい 震災復興マルシェ」が開催されている。

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 東北大震災で被災した茨城県鹿行地域5市(鉾田市・鹿嶋市・神栖市、潮来市、行方市)の名産品を「復興支援の目的」で販売。販売員は、地元農家やボランティアが交代で行う。高校生や年配の女性など立ち止まる人はさまざまで、「鉾田」の文字を見て思わず声を上げている人もいた。

 茨城県鉾田市の高校に通っていたという主催者の島田さん。当時の陸上部の先輩らが鉾田市で農家を営んでいることもあり、風評被害を受けている同地周辺の農家の助けになればと企画。農家の人の中には「支援してくれるのはうれしいが、自分たちで続けられることをしたい」との思いもあるという。

 「自分たちで用意し知り合いのつてを頼りにやった。準備期間は約20日しかなくお金もあまりなく大変だったが、ツイッターで(活動を)知ったという人が手伝ってくれるなどし、大変ありがたく感じる」と島田さん。「農家からは(自分たちの力だけで)実現できるのか?という声もあったが、この取り組みが続けられたら自信につながる」と意気込む。

 スポンサーも募り、エドウィン(荒川区)からはポスターのほか、販売員のウエアやエプロン、販売する机に敷く布を、キユーピー(渋谷区)からは試食用野菜にかけるドレッシングの提供を受けた。

 販売するのは、ホウレンソウ、小松菜、水菜(以上105円)、玉ネギ、ミニトマト、アイスプラント(210円)、ニンジン(158円)などのほか、地元の農産物を使った加工品など。販売する品物は日によって変わる。

 開催時間は10時~21時。今月30日まで。

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