池袋に若者支援のプロジェクト「おとな大学」-社会教育の場を提供

おとな大学イメージ

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 池袋のみらい館大明(豊島区池袋3、TEL 03-3986-7186)に11月、社会教育の場「おとな大学」が開校する。豊島区とNPO法人いけぶくろ大明、NPO法人NEWVERYが共同で運営する。

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 「地域」「文化」をキーワードに「若者が『なりたい自分』を見つけ、『おとな』になることを目指すおとな大学。対象年齢は16~25歳。豊島区が全体管理を行い、NWEVERYが「トキワ荘プロジェクト」などの若手漫画家支援や高等教育機関の中退予防研究で蓄積したノウハウを生かし、事務局運営やゼミの企画を行う。

 同プログラムは「働く学部」「愛する学部」「地元インターンプログラム」「おとな入門セミナー」「ブックカフェ」で構成。

 「働く学部」は働くことについての学びを提供する場で、「アートで食べていく!ゼミ」「プチ起業ゼミ」「仕事人の現場ゼミ」など1日から長期にわたるさまざまなゼミを行い、自分で考える力、働く力、社会でキャリアを重ねていける力を身につけられる場を目指す。「愛する学部」は「コミュニケーション」をテーマに、即興劇やスポーツ、ワークショップなど体験型の授業を展開し、他人と愛情関係や信頼関係を築くことについて学ぶ場を目指す。

 「地元インターンプログラム」は、学校と地元の企業や商店街と連携し、「地域とつながる」ことを目標としたプログラム。「おとな入門セミナー」は「おとな大学」の入門講座。大人の教養や嗜(たしな)みなどを学ぶ。来年春には、古本漫画・カルチャー誌のブックカフェを開き、若者同士がつながる場として「ブックカフェ」を設ける予定。現在、古本漫画・カルチャー誌の寄付を受け付けている。

 10月16日には、「としま的若者支援 豊島区だからできることを語る探る創る」をテーマにプレ開校イベントを開く。当日は、「若者を取り巻く現実」「若者をどのように地域で育んでいくか」などについて、講演とパネルディスカッションを行う。22日には、「~就職活動で悩む君たちへ~究極のフリーランス!漫画家から学ぶ自分だけの生き方」をテーマに、NEWVERY事務局長と漫画家の荻野目かおるさんの対談や、意見交換ワークショップを予定する。

 「『なりたい自分』が見つかるきっかけはもちろん、先が読めない時代を生き抜くヒントを見つけられる場にできれば」と、おとな大学事務局の山本さん。「人と人とのつながりが希薄になっている今だからこそ、すぐそばの大人と、本物のコミュニケーションをとる大切さを体験してほしい」とも。

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